麻布十番にある老舗の高級中華料理のお店です。
「高級」に赤線を引いているのは、このお店が自身で高級を名乗って、それを体現しているからです。
昭和の面影を感じる店内では、スーツを着た男のウエイターさんが接客をしてくれ、メニューの価格も驚くほど高いです。餃子が5個で2,310円、汁そばが最低2,000円以上とホテル並みの価格です。
いや、ホテルより高いかもしれないですね・・。
食べログの感想を見ても、逆にこの値段が一つのウリになっているようにも感じます。
炒韮皇麺(ニラソバ)2,090円
コクのあるスープで、炒めたニラがさっと乗せられていて、スープとニラに組み合わせが話題の通り美味しいです。
結構ニラが乗っていると思うのですが、ぺろりと食べられてしまいますね。
四川皇麺(いわゆる坦々麺的) 2,090円
坦々麺相当の料理だと思いますが、いわゆる坦々麺とは似て非なる料理かなぁと思います。
白胡麻のコクのあるスープに、後から来るピリッとした絡みが美味しいです。
さっぱりでいてコッテリ。ラーメン屋ではなく、中華料理屋さんならではの料理だなと思いました。
焼餃子 2,310円
これが話題の餃子です。
上記麺類よりさらに高いです笑
塩っけが若干強めの濃いめの味付けの餡に春雨が混じっているのが特徴でしょうか。
しかし、すいません、私にはこの価格に見合った料理とは思えませんでした。。
もっと感動があるかなと思って期待していたのですが。
サービス品
前菜とデザートがサービスでついていました。
左側は青唐辛子、右側がくるみ。両方美味しかったです。
抹茶のアイス。普通です笑
店内雰囲気
二階建てになっています。
2階は窓がない独特の雰囲気となっています。
そこまで広くもなく、窓もないので、少し閉塞感があります。
麻布十番の通り側の壁で、本来なら窓がありそうな場所です。
窓っぽい凹みがありました。
一階は下町の中華料理屋さんみたいな雰囲気。
少し入るのに勇気がいる感じがあるかもしれません。
メニュー
所感
価格、立地から私はどうしてもオークラの桃花林が比較対象として頭に浮かびます。
好みもあると思いますが、料理の味、お店の雰囲気、接客の全てにおいて桃花林の方が私は好きだなと感じました。
なお、記事中でも書きましたが登龍が美味しくないとは全く思いません。美味しいと思います。ただ、この値段を正当化するような料理への感動や店内の雰囲気、接客、食器その他要素はないなと感じました。
値段も全体的に半額とは言わないですが、3割くらい安ければこの感想は違ってくると思いますが、そうではないのでこういう所感となりました。
店舗情報
登龍(とうりゅう) 麻布十番店
東京都港区麻布十番2-4-5
03-3451-0514
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